今はワーウルフのモンスター素材を作っている最中です。
とりあえず、イラストの方は完成しています。
かかと落としをするワーウルフ。
キャラチップをどう作ろうかと、ちょっと悩んでいました。
というのも、最近発売になったRPGツクールMZに、ワーウルフがいるんですよね。
まあ、ワーウルフはメジャーなモンスターだし、MVにもいましたよね。
なぜ悩んだかっていうと、キャラチップにも、ワーウルフがいるんですよね。
(しかし、思った通り、MZもモンスターのキャラチップは少なかったですね)
このまま普通にワーウルフのキャラチップを作ると、MZのキャラチップと対して変わらなくなってしまうと思うのです。
だから、違いを出していかないといけない。
MZのキャラチップは普通のワーウルフなので、僕が作るキャラチップは、もっと動きを取り入れていこうと思いました。
今作っているワーウルフは空手家という設定なので、正拳突きをしながら歩く、歩行グラにしたら面白いんじゃないかと思った。
こちらが、キャラチップの下絵です。
空手の道場に入門して、まず習うのはなんでしょうか?
いきなり、胴回し回転蹴りを習うでしょうか?
下段と見せかけてから、変則的に足を振り上げて相手の頭上から振り下ろすブラジリアンキックを習うでしょうか?
空手の道場に入門してまず習うのは「正拳突き」です。
正拳突きに始まり、正拳突きに終わる、それが空手。
そして威力のある正拳突きを行うための立ち方が「三戦立ち」だ。
空手の基本である「三戦立ち」からの「正拳突き」をキャラチップで表現しようじゃないか。
とりあえず、正面の線画はできた。
横向きと後ろ向きはこれから作ります。
ところで、空手とは一体なんだろうか?
なんのために「三戦立ち」からの「正拳突き」を行うのか?
それは、拳を繰り出し、ぶっとい蝋燭に灯った火を、拳圧で消し去るのが空手である。
宮本武蔵の本を読み、感銘を受けて、山籠りをするのが空手である。
山籠り中に、人恋しくなり下山したくなるが、それをしないために、片方の眉毛を剃り落とすのが空手である。
山籠り中に、正拳突きをはじめとする、過酷な稽古を行い、拳と魂を鍛え上げ、自然石を手刀で割れるようになったら下山するのが空手である。
その後、空手の試合に出場するも、寸止め空手に落胆し、猛牛や熊と戦うのが空手である。
このように僕は、梶原一騎、原作の空手の書物を読み、空手がどういうものかを学んだ。
空手とは、敵を倒すためのスキルではなく、自らの身体を極限まで鍛え上げる事で、魂と精神と肉体を鍛錬し続ける稽古の事である。
そのもっとも基本的な稽古が「三戦立ち」からの「正拳突き」なのである。
今の世の中は、なんでもスマートなやり方であったり、効率的な事であったり、チートが流行っている。
最初から最強だったり、最初からなんでも手に入れている状態だったり、最初から全てを知っている状態だったりを、求める人が多いように感じる。
そして失敗した人、うまくいっていない人を、上から目線でマウントをとりたがる人が多い。
人間なんて、みんな大した事ないんですよ。
失敗ばっかりで、ミスばっかりで、そんなに理想通りにうまくいくことなんて、ほとんどない。
失敗して、ボロボロになって、地べたを這いずり回り、もがき苦しみながら生きている。
それでいい。
カッコよく生きる必要はない。
この令和の動乱の時代、コロナによって、情報が錯乱し、もはや何を信じていいのかわからなくなっている。
いや、信じるものなど最初から何もない。
信じられるのは己のみだ。
外部からの情報は参考程度にしておき、
確固たる自分の信念を作り出せばいい。
そうすれば、何事にも心が乱れる事がない。
そういった強い信念を作り出すにはどうすればいいのか、
そう、「三戦立ち」からの「正拳突き」をすればいい。
ひたすら巻藁に向かって正拳を打ち込む。
遠回りでもいい、失敗してもいい、ミスしてもいい、不器用でもいい、バカでマヌケでいい、人間は完璧じゃない。
ただ「三戦立ち」からの「正拳突き」をやればいいのだ。
無心になって拳を繰り出せばいい。
さあ、今から山籠りに行こう。
そして朝から晩まで正拳突きを繰り返すんだ。
ついでにRPGツクールMZを買って、山にパソコンを持って行って、正拳突きで鍛えた拳で、ゲームを作ればそれでいい。
RPGツクールMZはDLsiteでも販売されています。
ワーウルフの続きはこちらです。
※追記:2020年9月7日
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