僕は、RPGツクールMZでRPGを作っています。
RPGでは特にストーリーが大事な要素です。
今回はストーリーを作る上で大変だった事を書いていきます。
というか現在進行形で大変であり、あと数ヶ月ぐらいは苦戦するであろう事を書いていきます。
ストーリーの作り方は人それぞれだと思いますが。
僕の場合は、まずシーンが思い浮かびます。
誰かと誰かが戦っているシーンや、熱い展開になるシーンだったり、感動的なシーンなどです。
そのような自分で面白いと思うシーンがまず頭に浮かび、それを雑に組み合わせてストーリーにしていきます。
で、そのストーリーをしっかり煮詰めて完成させるわけではなく、雑なままゲームを作り始めちゃいました。
細かいシナリオ部分は作りながら考えていこうと思って、RPGツクールを使ってゲームを作っています。
作っている最中もいろんなアイディアやシーンが思い浮かんだりするので、その都度ゲーム内に入れていきます。
そうなると当然、最初に考えたストーリーから結構変わってきてしまうことが多い。
登場するキャラクターも変わったりしちゃいます。
制作中RPGの当初の予定では、氷の湖に主人公テレーゼの姉が封印されいる、という設定で、その封印を解くと姉が仲間になるという予定でした。
最初に考えたストーリーはこちらです。

この、姉が封印されているという設定は無しにして、代わりに呪いのおばあさんキャラが仲間になる様にしました。

このように作っている最中に、ストーリーが変わったりします。
今作っているところは、ストーリーの中盤でもっとも盛り上がるところです。
主人公のテレーゼとマーシャは、呪いを解いてもらって必殺技と魔法が使える様になり、
新たな仲間を加えて、敵になってしまったかつての仲間ハロルド、ルキウスと、暗黒魔導師の3人と再び戦う、というイベントです。
キャラの人数も多く、やるべきこと、伝えるべきことも多くて、かなり長いイベントになってきています。
そのなかでも一番やりたいことは、
オーク王というモンスターが、主人公のテレーゼをかばってやられてしまうシーンです。
これも最初は無かったシーンなのですが、途中で思いついて、ストーリーの中に入れました。
やはりデカくてタフなキャラは、主人公をかばってやられてしまうのが王道パターンです。
ダイの大冒険のクロコダインのように「ぐわあああーッ!!」とやられるキャラが胸熱展開には必要です。
前作の「リオと魔法の本」でも、がんじゃいもんがその役を務めてくれました。
今作ではオーク王がやられ役です。
主人公達をかばうのはいいんですが、かばう理由が必要です!
もともとオーク王は魔王軍四天王で、主人公テレーゼの敵です。
敵だからかばう必要がない、なのにかばうのはストーリーとして辻褄が合わなくなってしまう。
だから後付けで理由を考えないといけない。
たぶんこれがストーリー作りで一番大変なところだと思います。
ストーリーが固まる前に、やりたいことをどんどん作っていくと、あとで辻褄が合わなくなってしまう。
それを合わせていくことが、一番大変だと思う。
だが、考えればなんとかなる!
オーク王がテレーゼをかばう理由を作りました!
それは、最初の魔王城編です。
魔王城編で、オーク王達とテレーゼを含む勇者ハロルド一行が戦った後に、
子分達がオーク王を連れて逃げていきます。
そこでハロルドがオーク王にとどめを刺そうとしますが。
テレーゼが、こう言います。
「待てハロルド!逃げるものなど放っておけ!武士の情けだ。」
「それに我らの目的は、こいつらを倒すことではなく魔王を倒すこと。
ムダな力は使わず、体力を温存しておくべきだ。」
このセリフによって、オーク王はとどめを刺されずに逃げていきます。
結果としてテレーゼが命を救ったことになります!
これで理由ができました!
武人であるオーク王は、大義名分がなければ行動は起こせない。
理由もなく敵をかばったりはしない。
しかし理由があれば、自分の身を犠牲にしても行動する。
これでかばうべき正当な理由ができたので、あとはオーク王が派手にやられるイベントを作っていきます。
今作はストーリーをまとめていくのが結構大変になってきました。
やりたいことを先に作っちゃうと、あとで辻褄を合わせるのが大変ですね。
ハロルドとルキウスについても、当初の予定から、少しストーリーを変えることにしました。
詳細は作りながら決めていきます。
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