RPGツクールMZを買った!だからはやくゲームを作りたい!
だけど、ゲームを作る前に、どんなゲームを作るのか、ある程度考えておかないとゲームは完成しない。
RPGツクールはとうぜん、RPGを作るのに最適なツールだ。
もちろんRPG以外も作れるけど、とりあえずはRPGを作る!
RPGで一番大事なのは、何かといえば、それはストーリーだ!
面白い戦闘システムとか、難しい謎解きとか、いろいろ楽しめるポイントはあるけど、
やっぱりRPGのメインはストーリーを楽しむものだと、僕は思っている。
だから最高に面白いストーリーを考える必要がある。
でも、面白いストーリーはどうやって作ればいいのか?
・勇者が魔王を倒す、王道的なものがいいのか?
・今まで無かったような斬新なストーリーがいいのか?
・老若男女、みんなが楽しめる内容がいいのか?
・起承転結とかあったほうがいいのか?
・ストーリーとかシナリオ作りの本を買って勉強したほうがいいのか?
うーむ?
と、考え込んでしまうと、なかなか面白いストーリーは浮かんでこない。
他の人がどうやってストーリーを作っているのかは、わからないし、
本とか教科書的なものを読んで作ろうとも思わない。
(そもそもRPGツクールもチュートリアルとかやったことないし)
今回は僕のストーリーの作り方をご紹介します。
僕のやり方はイメージが先行したキャラクター重視のストーリー制作法です。
どういう事かというと。
まず、ストーリーを練る前に、イメージであったり、シーンを思い浮かべます。
というか、なんか浮かんでくることがあるんですよ。
ちょっと前に浮かんできたイメージがあって、それはバラを持って宝塚の男役みたいな顔をしたテレーゼでした。
テレーゼというのは、RPGツクールMVの素材に入っているキャラクターです。
僕が思い浮かんだテレーゼのイメージを絵にしたのがこちら。
このテレーゼは、華麗な剣舞を使って敵を斬り倒します、その後倒した敵にバラをたむけて、美しく去っていきます。
ゲーム画面のエフェクトでもバラの花びらが散るような演出をイメージしています。
このテレーゼを主人公にして、ゲームを作ろうかと考えていました。
なぜこのイメージが浮かんできたのか?
これは急に浮かんできたものではなくて、前に何度かテレーゼを描いていて、もっとかっこいいテレーゼを描きたいな〜と心の片隅に思っていました。
そういった思いを持っていると、ある日突然イメージとして浮かんできたりするのです。
このように僕の場合は、まずイメージが浮かんできます。その後にこのバラを持った濃い顔になったテレーゼをストーリーにどう絡ませて行こうか、考えていくのです。
次にハロルドのイメージ。
ハロルドとは、RPGツクールMVの勇者的な存在です。
ハロルドで思い浮かんだのが、魔王を倒した後の勇者のイメージ。
圧倒的な強さを持っているが、その強さを持て余し、闇落ちして敵になっていくイメージです。
マーシャのイメージ。
マーシャは勇者パーティの魔法使いとして、強力な魔法を使い、ハロルド達と一緒に魔王を倒す。
魔王討伐後は、幼い頃からの夢であった、お花屋さんを始める。
自分で花を育てて、街角でお花を売る仕事、しかし商売は難しく、貧乏になってしまうマーシャ。
マーシャも、いっぱい描いてきて、僕の中でマーシャは田舎娘で、お金が大好きだが、結局貧乏になってボロボロの服を着ているイメージがあった。
あと、FF7のエアリスの影響があるかもしれない。
ルキウスは、前に描いたヤツがあるので、今回はそれを使うことにする。
ルキウスはやべーヤツのイメージ。
こっちは、FF6のケフカの影響だな。
と、このような感じでイメージが出揃った。
もはやこれだけで、面白そうじゃないですか?
このイメージがら、ストーリーを作っていきます。
魔王討伐後、圧倒的なパワーを持つハロルドはルキウスを下僕にし、世界を支配しようとする。
そのハロルドに立ち向かうのが、かつての仲間であったテレーゼとマーシャ、
あともう一人、イリアのイメージが浮かんでいる。
イリアはRPGツクールMVの「Actor2_2」でミステリアスな魔法剣士の事だ。
白いバラを持ったイリアのイメージが浮かんでいる。
白バラのイリアは、テレーゼの姉という設定で、魔法剣の使い手であったが、ありあまる才能が暴走し力を制御しきれなくなって、氷の湖に封印されているという設定まで浮かんでいる。
このイリアをストーリーに絡ませていく。
ん?氷、姉妹、封印?アナと雪の女王の影響かな、アナ雪はテレビでちょっと見たことがあるぐらい。
だが、CMはこれでもかって見せられてきたので、僕の思考の断片に組み込まれているのかもしれない。
恐るべしディズニー戦略。
このように僕の場合はイメージや、シーン、場面状況、などがまず最初に思い浮かび、それをつなぎ合わせていくことでストーリーを作っていきます。
こうして出来たストーリーは、最高に面白いものになる。
なぜ最高に面白いかと言えば、自分自身に対して最高に面白いストーリーだからだ。
自分の中から湧き出てきたイメージであったり、ふっと浮かんできたアイデアであったり、直感で感じたものは、自分にとって必要なものであり、創作の分野では、面白いと感じたから浮かんできたものだ、これをストーリーにしていくのだから、自分にとっては面白いストーリーとなる。
正直、他の人が僕の作ったゲームを面白いと思うかどうかはわからない。
それよりも自分自身が面白と感じられることが大事だ。
最高に面白ゲームとは、自分にとって最高に面白いゲームであればそれでいい!
自分の中から浮かんできたイメージやアイデアはかけがえのないもので、それを大事に取り扱えば、最高に面白いストーリーは必然と出来上がっていく。
もし、イメージやシーン、アイデアが思い浮かばないのであれば、素となる材料を自分に投入していけばいいんです。
ゲーム、漫画、映画、音楽、読書、スポーツ、旅行、体験型アクティビティ、仕事、友達と遊ぶ、など楽しいと思える事をどんどんやっていく。
そして「おもろいゲームを作ってやる」という事を頭の片隅に置いておく。
そうすれば投入した材料が、自分の中で熟成されて、やがてイメージやアイデアとして浮かんでくるはずだ。
脳は、あらゆる情報を集め、それを統合していく器官で、その情報をもとにして新しいイメージやアイデアを生み出していく器官です。
シナリオの作り方や、ストーリーの作り方の本は読んだことがないが。
「アイデアのつくり方」という本は読んだことがある。
この本にはこういうことが書いてある。
・アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもないということである。
・事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイディア制作には最も大切なものとなるのである。
・ここですべきことは、問題を無意識の心に移し諸君が眠っている間にそれが勝手にはたらくのにまかせておくといことのようである。
「アイデアのつくり方」より引用
要はいままで経験してきたこと、楽しかったこと、辛かったこと、などを脳や身体は情報として蓄えており、それらを組み合わせることによって新しい事を生み出すことができるということ。
RPGのストーリーを作るなら、いろんな経験をして、眠ることです。
すると寝ている間に脳が情報を処理して、そのうち面白いイメージであったり、アイデアを閃くようになる!!
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