前回の第4話の記事はこちらです。
アバンのしるし、とメガンテ
今週も新アニメ「ダイの大冒険」を見ました。
アバン先生がアバンのしるしを渡すシーンは感動でしたね、この回は神回とも言われていますから、非常に中身の濃い1話でした。
アバン先生は少ないMPを使って、ダイ達を守るためにアストロンをかけた、
そして「アバンのしるし」をダイとポップに授けて、ブラスじいちゃんにも一言かけて、ハドラーとの一対一の戦いに挑む。
ハドラーとの激闘のすえ、アバン先生はハドラーのこめかみに指をめり込ませる、そしてハドラーは鼻水を垂らす、アバン先生は残り少ないMPでメガンテを使い、ハドラーと共に爆発してしまう。
だがハドラーは生きていた、
でもアニメの後半で竜の騎士モードのダイにやられてしまう。
漢ハドラーたった一人の戦い
この回はダイとポップがアバン先生の意思を引き継ぐというのがメインテーマだと思います。
その為にアバン先生はメガンテを使うしかなかった。
だが、この回の魅力は、アバン先生だけではありません!
もう一人、超魅力的な漢がいます!
それが、
ハドラー様!!!
この回の随所にハドラーの漢ぶりが見て取れるのです。
たった一人で戦いに挑むハドラー
かつてハドラーは魔王でしたが、いまや大魔王軍の魔軍司令というポジションにいます。
魔王に比べると、ちょっと格下的な魔軍司令というポジションですが。
それでも全ての魔王軍を指揮できる権力を持っています。
ということは、いくらでもモンスターを引き連れてくる事ができるはずなんです。
しかし、ハドラーはたった一人でアバンの元にやってきました。
アバン先生はかつての自分を倒した元勇者です。
その強さを一番身に染みてわかっているのは、ほかならずハドラー自身です。
本来なら、魔軍司令という権力をいかして、最強のモンスター軍団を編成してアバン先生を攻めるべきだった。
しかし、ハドラーはそれをしなかった、なぜなら武人として、一対一の戦いでアバンを倒したかったからだ。
漢としてのプライドの為に、勇しく一人でアバンの元にやってきたのだ!
だがその一方で、じつは最強のモンスター軍を編成する事ができなかったということも考えられる。
デルムリン島は、アバン先生のマホカトールによって封印されているので、ザコモンスターでは中に入ることもできないし、ハドラーでさえもマホカトールを破るのにちょっと苦労したぐらいだ。
だが、ハドラーが封印をこじ開けて、そこから強めのモンスターを引き連れてくることは可能だったはずだ。
ドラゴンクエストで強めのモンスターと言えばドラゴンです。
もし、ハドラーがドラゴン軍団を引き連れて、デルムリン島に攻めてきていたら話は違っていたかもしれない。
しかし、魔軍司令のハドラーでもそれができなかった事情がきっとあったに違いない。
Vジャンプで見たけど、かつてのハドラーはドラゴンにのって、大暴れしていた。
このときドラゴンはハドラー直属のモンスターだった。
しかしいまやドラゴンはハドラー直属のモンスターではなく、超竜軍団の指揮下にあるモンスターになっている。
それでもハドラーは魔軍司令だから、超竜軍団にも命令できるはずなんですよ。
「アバンを倒しに行くから、強めのドラゴン部隊を貸せ!」と言っていいポジションにいるんですよ。
でも、言えなかった・・
なぜなら超竜軍団の団長がバランだったから。
ハドラーはわかっていたに違いない、バランは俺より強えーと。
そんな自分よりも強そうなバランに「ドラゴン部隊貸せ!」って言える?
立場的には魔軍司令だから団長にも命令できるはずだけど、雰囲気的にめっちゃ頼みづらい相手ですよバランは。
組織の中でも気軽に頼みやすい人と、そうじゃない人っていますからね〜
仮にバランに「ドラゴン貸せ!」と言ったときに、
バランにこう思われることもイヤだったはずです。
「ハドラーお前一人ではアバンを倒す事ができないのか、情けない奴め」
これじゃあプライドの高いハドラーはバランには頼めないですよね。
そういった裏事情もあり、結局一人でやってくるしかなかった・・
そう思うとハドラーに悲哀を感じずにはいられない。
武器を使わないハドラー
魔軍司令であるにもかかわらず、たった一人でやってきたバドラーは、アバン先生と戦うことになる。
ハドラーは体術も強く、アバン先生を拳で攻撃していた。
殴られるアバン先生は、痛そうであったが。
よく考えると、ハドラーは武器を持たず丸腰状態で、アバン先生は剣を持っている。
かつて自分を倒した、元勇者のアバンが剣を持って目の前にいるのに、
アバンストラッシュがくるかもしれないのに、
それなのに武器も使わず、魔王軍も引き連れてこず、
己の拳と魔力のみで、元勇者アバンに戦いを挑むハドラーを漢と言わずしてなんという。
(アニメの後半で、ダイと戦うときに「鋭い爪」を出していたけど)
卑怯な手を使わずに、だまって見守るハドラー
アバン先生がダイとポップに、アバンのしるしを渡すシーンは感動的でした。
ダイとポップに言葉をかけながら意思を引き継いでいく、ポップは泣いてしまう。
その間アバン先生はずっと、敵であるハドラーに背を向けていました。
ハドラーにとっては、元勇者であるアバンが背中を向けているわけですから、背後から攻撃をしかけるチャンスです!
ですが、この間ハドラーは何をしていたかというと、ただ腕を組んで、アバンとその弟子達のやりとりをずっと見守っていたのです!
今週のイラストはこちらです。
(こ自慢のキューティクルヘアーをなびかせながら、アバンとその弟子達のやりとりを黙って見守る、
武人ハドラー。まさが2周続けてハドラーを描くことになるとは。)
これは、勇者アバンの実力を認め、そのアバンが存分に力を発揮できるようにして、
正面からぶつかり合って、倒してこそ、本当の勝利であるという武人ハドラーの心意気です。
ハドラーは決して背後から攻撃をするような卑怯者ではないのです。
こういったハドラーの漢としての生き様、武人としての誇りを賞賛せずにはいられません!
その後、竜の騎士モードのダイに、アバンストラッシュをくらって、両手をやられてしまったハドラーですが。
鬼岩城に戻ったら腕が生えてましたね。
もしかしたらハドラーはナメック星人かもしれないですね、顔の作りも似てるし、全身緑だし。
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